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神戸4発!ドロ沼9連敗から大脱出 ビジャ3戦ぶりゴール決めた

[ 2019年5月27日 05:00 ]

明治安田生命J1第13節   神戸4-1湘南 ( 2019年5月26日    ノエスタ )

連敗をストップし、勝利の余韻に浸る(左から)イニエスタ、神戸・三木谷会長、吉田監督、ビジャら
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 J1神戸が長いトンネルを抜けた。元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)の3試合ぶりゴールなどで、湘南に4―1と快勝。公式戦連敗を9、リーグ戦連敗を7で止めた。元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33)が5試合ぶりにピッチに立つなど、VIPにも復活の兆しが見えてきた。

 試合後のノエスタがお祭り騒ぎとなった。3月30日のG大阪戦以来となる約2カ月の白星を挙げ、神戸がリーグ戦の連敗を7、公式戦の連敗を9でストップ。サポーター席の前に整列した際には、ベンチ外の選手だけでなく三木谷浩史会長までもが肩を組み、熱い抱擁を交わした。

 「本当に遅い1勝になったけど、ようやくチームが一丸となれてきたと思った。結果が出て良かった」就任後、公式戦8連敗中だった吉田監督は会見で安どの表情を浮かべた。

 FWウェリントンの2発にMF三田の今季初ゴール。ビジャが3試合ぶりのゴールを決め、5試合ぶり出場のポドルスキも1アシストを記録した。

 かつてない危機的状況に、24日には三木谷会長が神戸市西区のクラブハウスを電撃訪問し、ミーティングでは「苦しい時こそチャンス」と選手に語りかけた。

 「多額の損失を出して楽天が倒産しそうな時期にも、三木谷さんは“自分の出番が来た”と。そういう強いメンタルを伝えてくれた」と三田。総帥の思いは伝わっていた。

 ようやくつかんだ今季4勝目。ただ、ビッグネームを揃えるクラブがここで満足することは許されない。まだ13位。ポドルスキは「後半のような試合を次も続けていければ」と言葉に力を込めた。

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2019年5月27日のニュース