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ヴァンデルソンが来日1号!清水“今季初”の静岡ダービー制す

[ 2019年2月7日 05:30 ]

<清水・磐田>“移籍1号”を決めるなど活躍した清水・ヴァンデルソン(左)
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 清水と磐田が6日午後、キャンプ地の鹿児島で練習試合を行い、清水が3―1で今年初のダービーを制した。7日が誕生日のブラジル人DFヴァンデルソン(28)が加入後初得点となる同点弾で貢献。磐田もルクセンブルク代表FWロドリゲス(23)が先制点を決めるなど、新戦力同士が能力をアピールした。

 1メートル86の高さで魅せた。0―1の2本目40分、ヴァンデルソンはMF石毛秀樹(24)の左CKに、頭で一つ抜けた高さから同点弾を叩き込んだ。3戦目での移籍第1号。「(いいボールだったので)半分は石毛選手のゴール」とおどけながら「セットプレーから決められたことはチームとして良かった」と汗を拭った。

 守りも光った。自陣右サイドをえぐってくる磐田のサイド攻撃にも冷静に対応。高さだけでなくスピードを生かして右の空いたスペースをカバーした。最終ラインからのビルドアップで攻撃の起点となり、「いい試合をしていたからこそ、負けてはいけないと思った」という。「相手より良いサッカーをしていたと思うし、ボールを持つことができたことは良かった」と胸を張った。

 ヤン・ヨンソン監督(58)は「攻守において、あの高さは有利になる」と評価した。

 7日は28歳の誕生日。23日のリーグ開幕に合わせて母国ブラジルから家族が来日するのを前に「自分にいいプレゼントができたかな」と笑みを広げた。

 1―1の3本目4分にはMF楠神順平(31)がMF西沢健太(22)とのワンツーに抜けだして決勝弾。同19分に西沢もPKで加点するなど、従来選手と新戦力が融合した。指揮官は「本来のダービーほどの盛り上がりはなかったが、いい試合ができた。(磐田とは)シーズンで4度対戦できるし、次のダービーを楽しみにしたい」と本番を心待ちにしている。

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2019年2月7日のニュース