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清水MF西沢健太 大学経て復帰 左サイドから攻撃活性化

[ 2019年2月7日 08:30 ]

清水初の大学経由からの下部組織出身者となったMF西沢
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 【19年J1注目の男(5)清水】西沢はクラブで初めて、大学経由の下部組織出身選手となった。4年前はユースからトップ昇格を逃しており「清水に戻れたことは満足しているが、ここからが勝負。何とか結果を残したい」と意気込んでいる。

 ジュニアユース時代から6年間、清水でプレーした。アジア杯に出場した日本代表FW北川は中学、高校時代にともに汗を流した同期。当時、北川を含め同期3人がトップ昇格を果たしたが、西沢は筑波大に進学した。「悔しかったが自分には突出した武器がなかった」と振り返る。

 進学後はひたすら居残りでキック練習を繰り返した。「今では胸を張って(自分の武器を)言える」。4年間で正確なキックを身に付け、左サイドからのカットインやクロスを武器とし、攻撃を活性化させる。

 デビュー戦となった3日のJ2山形との練習試合に続き、6日の磐田戦でもPKでゴールを挙げるなど、アピールに成功。ライバルの北川も4日の練習からチームに合流し「並大抵な努力では彼に追いつけないが、少しずつ差を詰めていきたい」と闘志をむき出しにする。

 「やっとスタートラインに立てた。開幕スタメンを勝ち取るためにもキックをどんどんアピールしたい」と西沢。大学での4年間が無駄ではなかったことを証明する。

 ◆西沢 健太(にしざわ・けんた)1996年(平8)9月6日生まれ、静岡市出身の22歳。カワハラFCを経て清水ジュニアユースに入団。筑波大では16年全日本大学サッカー選手権を制し、17年関東大学リーグで優勝。利き足は右。家族は両親、兄。1メートル71、67キロ。血液型A。

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2019年2月7日のニュース