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俊輔 J1最年長40歳でもキレキレ!練習試合で健在ぶり披露

[ 2019年2月7日 05:30 ]

練習試合   磐田1―3清水 ( 2019年2月6日    鹿児島ふれあいスポーツランド )

6日の清水との練習試合でCKを蹴る磐田の元日本代表MF中村俊輔
Photo By スポニチ

 磐田は6日、鹿児島市内で清水と練習試合(45分×3)を行い、元日本代表MF中村俊輔(40)が健在ぶりを披露した。主力組のトップ下で73分間プレー。2本目の21分にFWロドリゲス(23)の先制点の起点となるなど、順調な仕上がりを見せた。同年代が続々とユニホームを脱ぐ中、プロ23年目のJ1最年長がリーグを盛り上げる。

 俊輔はやはり俊輔だった。ケガに泣かされた昨季からの復活を目指す今季。初のJ1クラブとの実戦で、魅せた。2本目の21分、正確な左足で素早く左に展開すると、DFエレンの左足クロスから最後はロドリゲスが頭で先制点。「オプションになる」。もっともこだわりを持つトップ下で、新戦力と絡んだゴールに、自然と手応えが口を突いた。

 磐田2年目の昨季は、6月に右足を手術。その影響もあり体のバランスが微妙に崩れ、復帰と離脱を繰り返した。結果、出場はリーグ戦わずか16試合。プロ22年目で初の無得点に終わった。チームもプレーオフの末ようやくJ1残留。中村も「自分の責任でもある」と感じており、今季に懸ける思いは並大抵ではない。

 そのためにも、オフには万全の準備を整えた。「あっちこっち行って先生に診てもらった」と右足首の治療のために旧知のトレーナーを訪ねるなど奔走。1月4日からは関東近郊で3日間、自主トレを敢行した。右足首の状態も「悪くない」と話し、この日も1本目に左CKから好機を演出。“らしさ”を随所に見せ、名波監督も「全然良い。前の練習試合でもキレキレだった」と表情は明るい。

 横浜時代から尊敬し続けたGK川口をはじめ、GK楢崎、DF中沢ら同世代の仲間が次々、昨季限りでユニホームを脱いだ。いつの間にかJ1最年長となった今季。これまでも数々の復活劇を見せてきた中村が、その健在ぶりを見せる。

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2019年2月7日のニュース