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J1松本・前田大然 東京五輪へ快足FWが切り裂く!昨季超え必ず

[ 2019年2月3日 11:00 ]

19年J1注目の男(1)

松本・前田大然(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 Jリーグは22日に19年シーズンが開幕する。スポニチでは「J1注目の男」と題して、全18クラブの担当が今季の注目選手を連日、掲載。第1回は4年ぶりに昇格を果たし、J1定着を狙う松本から、若きスピードスターの前田大然(21)を紹介する。

 4年ぶりのJ1挑戦となる松本。「トップ15」を掲げ、残留を第一目標にする。鍵となるのは前線からの守備。相手に楽にパスを出させないようにFWが激しくプレスをかけることで昨季はJ2最少の34失点を記録した。

 キーマンの前田は50メートル5秒8の俊足に加え、持久力測定でもチームトップ。ピンチになれば快足を飛ばして自陣まで戻り、失点を防ぐ。攻撃でもドリブルや裏への抜け出しで好機を築き、松本のスタイルに欠かせない。昨年8〜9月にジャカルタで行われたアジア大会のU―21日本代表にも選出されたストライカーは、初のトップリーグ参戦を控え「DFの裏にスペースがあると思う。ドリブルで持ち込んだりしてスピードを見せられれば」と開幕を待ち切れない。

 昨季は代表での活動に加え、負傷の影響もあって7得点にとどまった。1年半後には目標の東京五輪が迫る。目に見える結果で日の丸入りをアピールする一年にしなければならない。勝負の一年は1月30日の対外試合で早くも“今季初得点”を挙げ、幸先のいいスタートを切った。「(昨季は)7点しか取れていない。今季は最低去年以上を目指す」とレベルの高いJ1の守備網を、自慢のスピードで切り裂くつもりだ。

 ◆前田 大然(まえだ・だいぜん)1997年(平9)10月20日生まれ、大阪府出身の21歳。16年に山梨学院高から松本に加入。17年に期限付き移籍していたJ2水戸で13得点。昨季は松本で29試合7得点。U―21日本代表として、18年アジア大会は6試合1得点で準優勝に貢献。1メートル73、67キロ。利き足は右。

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2019年2月3日のニュース