×

名古屋 試合終了時はPOも…他会場結果で奇跡の残留 感謝の風間監督「皆さんはサポーターを超えた!」

[ 2018年12月1日 17:26 ]

明治安田生命J1リーグ第34節   名古屋2―2湘南 ( 2018年12月1日    パロ瑞穂 )

<名古屋・湘南>劇的な結末でJ1残留を決め、サポーターと一緒に記念撮影する風間監督ら名古屋イレブンとチームスタッフ(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 前節16位の名古屋が土壇場でJ1残留を決めた。2点ビハインドから今季新加入の元ブラジル代表FWジョー(31)がPK2本を決めて2―2で引き分け、他会場の結果待ち。前節13位の磐田が川崎F戦の後半アディショナルタイムにオウンゴールで決勝点を奪われて敗れたため、勝ち点41で5チームが並ぶ大混戦の中、得失点差で名古屋が15位で残留を確定、16位に転落した磐田がJ1参入プレーオフに回ることになった。

 試合が終わってから数分待たされた末に残留が決まると、ジョーら選手たちはピッチで男泣き。元日本代表FW玉田圭司(38)は「(残留確定は)今です!ついさっき(知った)!自分たちがやって来たことが実になりました!」と大喜び。J1残留とともに得点王も決めたジョーは「すごくうれしい。サポーターの皆さん、最後まで僕たちを信じてくれてありがとう」と感激の面持ちだった。

 試合後に行われた最終戦セレモニーでは、興奮さめやらない表情の小西工己社長(59)が「まだ夢ののぼりかけ、途中です!来年も風間監督のもと!皆さんが!見て!楽しく!そして!どこの教科書にも教本にも載っていない!皆さんがワクワクするサッカーを!これでもか!これでもか!と皆さん方に披露したいと思います!また来年笑顔で会いましょう!」と風間八宏監督(57)の来季続投を発表。

 続いて自らの頭上で何度も拍手しながら挨拶に立った風間監督は「まだまだうまくなる、まだまだ強くなると確信しました」と選手を称えると、スタンドを超満員で埋めた観客に対しては「もう皆さんはファン・サポーターを超えてしまいました!僕が今まで会ったファン・サポーターではないです!我々と一体です!新しい言葉を考えましょう!」とファンやサポーターに代わる新名称を決めることを宣言。「来年また笑顔で会いましょう!!」とこちらも声を張り上げた。

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月1日のニュース