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磐田・俊輔、残留弾決める!5戦ぶり先発濃厚「全員の思いを表現できたら」

[ 2018年12月1日 05:30 ]

残留を懸けた川崎F戦に向けて汗を流す中村
Photo By スポニチ

 J1リーグは1日、最終節9試合が行われる。勝ち点41〜40の5クラブが、J2クラブとのJ1参入プレーオフ決定戦(8日)に回る可能性がある中、引き分け以上で残留が決まる13位の磐田は、アウェーでリーグ連覇の川崎Fと対戦。5試合ぶりに先発濃厚な元日本代表MF中村俊輔(40)を中心に自力で残留を決める。

 自力で決めるチャンスはもう逃さない。中村はこの日全体練習を終えると、居残りで直接FKとPK練習を行った。「ピッチに立てない選手もいるし出るメンバーは責任を持たないといけない」と川崎F戦へ気合十分だ。

 6月に40歳になった今季は手術した右足首などのケガに悩まされ、ここまで15試合に出場し無得点。リーグ最終戦は、横浜(当時横浜M)入りした97年から国内で14シーズン続いている連続得点と、自身が持つJ1歴代最多FK得点(24点)の更新へのラストチャンスとなる。「足首もよくなった」と“残留弾”へ準備万端だ。

 等々力での苦い思いも払拭(ふっしょく)する。横浜時代の13年12月7日、リーグ最終節アウェー川崎F戦。勝てば自身初のJ1制覇が決まる一戦に0―1で敗れ、目前でタイトルを逃した。「終わりよければではないけれど、いい振り返りと反省ができるように全力でやりたい」と5年前に悔し涙を流したピッチで勝ち点を奪う。

 「フロントのスタッフやサポーターを含めた全員の思いをプレーで表現できたらいい。ジュビロの良さが出せればいい」と背番号10。希代のレフティーが多くの期待を背負い、王者との大一番に挑む。

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2018年12月1日のニュース