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Cロナ、新天地はユベントス!移籍原因はレアル会長との確執

[ 2018年7月12日 05:30 ]

セリエA・ユベントスに移籍するC・ロナウド(ロイター=共同)。
Photo By 共同

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(33)のレアル・マドリードからユベントスへの移籍が10日、発表された。移籍金は歴代7位の1億ユーロ(約130億円)で、22年6月までの4年契約。通常なら30代で大幅下落する移籍金がマンチェスター・ユナイテッドからレアルに加入した9年前を上回り、6季連続欧州CL得点王の価値を証明した。

 C・ロナウドはレアルの公式サイトに「人生の次の章を始める時が来たと感じた。クラブの要求は高く、苦しくもあったが、素晴らしい9年間だった」とメッセージを寄せた。レアルは移籍の理由を「本人の要望」と発表したが、原因がペレス会長との関係悪化であることは明らかだ。同会長は自身の就任前に加入したC・ロナウドを冷遇し続け、メッシの半分以下とされる年俸2100万ユーロ(約27億3000万円)の改善要求にも応じなかった。4度の欧州CL制覇など計16のタイトルをもたらしたプライドを傷つけられ、C・ロナウドは5月のCL3連覇達成直後に退団を示唆していた。

 セリエAでは7連覇中ながら欧州CL制覇から22年間遠ざかるユベントスは、3000万ユーロ(約39億円)の年俸と37歳までのプレーを約束する長期契約を用意。ポルトガル代表の主将として臨んだW杯ロシア大会で16強敗退後、ギリシャで休暇中だったC・ロナウドの元へアニエリ会長が駆け付け、移籍を成立させた。新天地を求めたスーパースターは、ユベントスはもちろん低迷するセリエAの人気回復の起爆剤としても期待が集まる。

 【Cロナの主な記録】

 ☆優勝請負人 マンチェスターUではプレミアリーグ3回、FA杯1回、欧州CL1回。Rマドリードではスペインリーグ2回、スペイン国王杯2回、欧州CLは3連覇を含む4回。ポルトガル代表でも16年欧州選手権制覇。

 ☆得点 プレミアリーグ得点王1回、スペインリーグ得点王3回、欧州CL得点王7回。Rマドリードでの通算451得点はクラブ歴代最多。欧州CL通算121得点は歴代最多、13〜14年の17得点はシーズン最多記録。

 ☆個人タイトル FIFA最優秀選手賞(バロンドール)3回、FIFAバロンドール2回。FIFAプスカシュ賞1回。国際プロサッカー選手会選出ベストイレブン11回。

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2018年7月12日のニュース