異国の洗礼？タクシー移動で“珍光景”自動車の空気入れが…

＋通信

　サッカーではたまに、異国の地でアウェーの洗礼を受けることがあります。記者にもそれは急に降りかかってきました。同じカザンでキャンプするコロンビアの練習の帰り道。タクシーで始まったのは阿鼻（あび）叫喚ドライブでした。

　「カタカタカタ」。

　高速のような道に入ると聞こえ始めた不思議な音。運転手が側道に停車させ、トランクから黒い塊を取り出します。次に車の前でゴソゴソと作業。足でポンプを押しながら空気入れでタイヤに空気を入れているのでした。これは自転車だったっけ。いや、れっきとした車だ。恐怖を通り越して思わず噴き出すと「初めて見たか？俺はこれやるの２回目だぜ」と２をピースサインのように示して笑いかけてきました。入れ終わると８０キロ超の速度でまた爆走。ピッチの外でも激しいレースを味わいました。