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原口 ヘルタ復帰も、干した監督からラブコール デュッセル幹部は残留希望

[ 2018年5月2日 06:30 ]

レンタル先のデュッセルドルフで活躍する原口(右)
Photo By 共同

 ドイツ2部で来季1部昇格が決まったデュッセルドルフの日本代表MF原口元気(26)が、来季はレンタル元のヘルタへ復帰する可能性が浮上した。4月30日付の地元紙BZベルリン(電子版)が報じた。デュッセルドルフの幹部は残留を望んでおり、6月のW杯ロシア大会後の去就に注目が集まる。

 自らの手で道を切り開いた。報道によるとヘルタのダルダイ監督は「彼(原口)は今、試合に出られている。これは彼にとって非常に良いことだ」と話し、原口を来季の構想に加えているという。一方、デュッセルドルフのクラブ幹部は地元メディアの取材に対し「ヘルタも含めて全て(のクラブ)と話をするつもりだ。チームにとどめたいし、契約をしたい」と話し、残留を望んでいる。

 原口は14年6月にヘルタに加入した。昨オフにステップアップを見据えてプレミアリーグへの移籍を模索した末に残留を決断したが、延長オファーを断ったことで干される結果を招き、出場機会は激減。リーグ戦の出場はわずか7試合にとどまった。現地ではドイツ1部ブレーメンや古巣の浦和が獲得に乗り出しているとも報じられたが、出場機会確保を目指し、今年1月に2部のデュッセルドルフへの期限付き移籍を決意した。

 新天地では加入後2戦目だった1月27日のカイザースラウテルン戦で初得点を挙げるなど、ここまでリーグ11試合1得点4アシストを記録。同僚のFW宇佐美とともに6年ぶりの1部昇格に貢献し、一度は自らを干した指揮官を振り向かせた。

 3月の日本代表活動後には「(W杯までの)2カ月で、日本を助けられるようなスーパーな選手になりたい」と語っていた。まずは2部優勝。そしてその後のW杯でメンバーに入り、さらに大きな注目を集める。

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2018年5月2日のニュース