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西野監督 ハリル氏と再会できず 欧州視察に出発「見極めて選考する」

[ 2018年4月27日 11:26 ]

日本代表・西野監督
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 日本代表の西野朗監督(63)が欧州視察のため27日午前に日本を出発した。羽田空港で取材に応じ「(W杯は)今まで経験したことないステージなので、たくさん準備をしないといけない。まずは選手を見極めて選手を選考することがチーム作りの1つ。国内組に関しては網羅してはいないけど、状況はよく分かる。海外の選手たちのなんとなくの部分を自分の実感としてとらえたい。今の彼ら(欧州組)の状況を知りたい」と語った。

 まずは28日のサウサンプトンーボーンマス戦を視察し、DF吉田の状態を確認。その後はスペインに渡り、ヘタフェのMF柴崎、スペイン2部クルトゥラル・レオネサのMF井手口の試合をチェックする。当初は5月3日の欧州リーグ、ザルツブルクーマルセイユ戦に足を運び、ザルツブルクのMF南野、マルセイユのDF酒井宏のプレーを視察する予定だったが、酒井宏の故障離脱を受けて回避。「ザルツに行こうと思っていたが、回避する。できればマルセイユに行きたい」と南野のプレーより酒井宏のフォローを優先する。ドイツに滞在してフランクフルトのMF長谷部と意見交換する計画もある。

 27日午後には前日本代表監督のハリルホジッチ氏の会見が予定されている。ハリル体制で技術委員長を務めた西野監督は「(ハリルホジッチ氏が)せっかく来日してるので、どこかで会いたいと思っていたが…。(ハリルホジッチ氏と一緒に解任された)コーチ陣とは食事したり日本協会で話もできた。(コーチ陣がハリルホジッチ氏に)伝えてくれる部分はあると思う」と説明。前任者の意思を継ぎ「(勝負の神様は)細部に宿ると思うので、いろんな形でアプローチしてチームを劇的に変えたいというか、ファン、サポーターの方にいい代表チームを見せたい」と強調した。

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2018年4月27日のニュース