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ハリル氏「真実は見つかっていない」海外遠征は「W杯への調整」志半ば“最後の詰め”できず

[ 2018年4月27日 16:40 ]

会見するハリルホジッチ監督
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 日本代表監督を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)が27日に都内で会見を開いた。21日に来日した際に「(解任理由について)真実を探しに来た」と語っていたが、この日は「まだ見つかっていない」。選手とのコミュニケーションは「問題なかった」と主張した。

 結果が出なかった昨年11月のブラジル戦(1―3)、ベルギー戦(0―1)、今年3月のマリ戦(1―1)、ウクライナ戦(1―2)は「W杯への調整だった」とし「中盤、FWについて解決策を探っていた。結果のことは、あまり頭になかった。結果は満足できるものではなかったが、教訓は引き出せた」と調整段階だと強調。

 「“最後の詰め”ができなかった。ここからだという時に仕事ができない。すべてが整い始めていた。これから(W杯への)4週間を楽しみにしていた」と志半ばの解任を悔しがった。

 日本代表は昨年8月31日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦でW杯出場権を獲得後は低迷。欧州組を招集した試合は1勝2分け4敗に終わっていた。田嶋幸三会長(60)はアジア予選中から岡田武史氏(61)らに監督の去就について相談。続投と解任のリスクをてんびんにかけてきたが、3月のベルギー遠征で多くの選手の不満が表面化したこともあり、解任に踏み切った。

 ハリルホジッチ氏は21日、生活拠点を置くフランスから来日。羽田空港到着時に取材に応じ「私をうんざりするような状況に追いやって、ゴミ箱に捨てたような状況。私の誇りを傷つけることとは戦わないといけない」と目に涙を浮かべながら日本協会と徹底抗戦する方針を強調していた。

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