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湘南“ライザップ効果”で結果にコミット 山根J初ゴールが劇的V弾

[ 2018年4月7日 21:33 ]

明治安田生命J1第6節第1日   湘南2―1鹿島 ( 2018年4月7日    BMWス )

<湘南・鹿島>サポーターにあいさつをする山根
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 湘南が山根の劇的なアディショナルタイム弾で鹿島に2―1と勝利。2月24日に行われた長崎との開幕戦(BMWス)以来5試合ぶりとなる今季2勝目をマークした。

 前半5分にオウンゴールで先制も2分後の前半7分に追いつかれ、1―1での引き分け寸前にドラマは起こった。駆け上がって来たDFの山根がこぼれ球を拾い、自らのパスにペナルティーエリア右へ走り込むと、華麗なボールさばきから豪快に右足シュート。ボールは対角線上の左隅に突き刺さり、そのまま試合終了となった。

 「いや〜もう最高です!」と開口一番発した24歳は「2連敗していたので、ここで決めて絶対勝とうと思っていたのですごいうれしいです」と笑顔。桐蔭横浜大から加入直後の2016年1月、自主トレーニング中に左第5中足骨骨折で全治3カ月の重傷を負って手術を受けた。苦労した末にたどり着いたプロ3年目でのJ初ゴールが常勝軍団相手の劇的なアディショナルタイムV弾となり、「リスクマネジメントはいつもやっている。いいところにこぼれてきてうまいこと抜け出したので、あとは思い切って振りぬきました」と声を弾ませた。

 チョウ・キジェ監督は「練習だと全部外しているんですけど」と愛あるイジリの後「本人の努力がやっと報われた」としんみり。前日6日には、フィットネスクラブ事業などを展開するRIZAP(ライザップ)がクラブの経営権を取得すると発表した。会見した同社の瀬戸社長は3年間で10億円投資することを明らかにした上で「20年までに何かタイトルを獲りたい。スタジアムを満員にしたい」と宣言。その翌日の劇的勝利でしっかり結果に“コミット”した。

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2018年4月7日のニュース