鈴木啓太氏「引退試合」７・１７埼スタで開催　近日中に正式発表

浦和一筋の鈴木啓太氏
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　日本代表でも活躍し、１５年限りで現役を引退した元浦和ＭＦ鈴木啓太氏（３５）の「引退試合」が７月１７日に開催されることが１日、分かった。関係者によれば、日本協会とＪリーグが主催、浦和が主管。今季からＪリーグが導入するサマーブレーク期間で行われ、埼玉スタジアムが舞台となる。近日中に正式発表される。

　出場メンバーは調整段階だが、鈴木氏が現役時代に共にプレーした浦和ＯＢ、日本代表ＯＢが中心となる見込み。浦和が７月１５日に「ワールドチャレンジ２０１７」ドルトムント戦を戦うため、現役選手の参加はコンディション次第となるが、長く共にプレーしたＤＦ平川らが出場する可能性はありそうだ。

　鈴木氏は東海大翔洋（現東海大静岡翔洋）から当時Ｊ２だった００年に加入し、１６年間、浦和一筋でプレー。０６年のリーグ初制覇、０７年ＡＣＬ制覇ではＭＶＰ級の活躍を見せた。元日本代表監督のオシム氏には「水を運ぶ人」としてボランチで重用され、国際Ａマッチにも２８戦に出場。引退後は実業家として活躍、評論家、明大サッカー部アドバイザーを務めるなどサッカー界への貢献も続けている。

　１５年１１月、最終節の神戸戦後に行われた退団セレモニーで引退を電撃発表。「浦和の男で始まり浦和の男で終わります」との名セリフは記憶に新しい。浦和ＯＢでは１４年７月にＭＦ山田暢久氏の引退試合が行われ、ワシントン、ポンテら往年のメンバーが多数参加。浦和を愛し、浦和から愛された鈴木氏の「ラストマッチ」にふさわしいメンバーが集結しそうだ。