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大儀見「逆境こそチャンス」19年W杯、20年東京五輪へはい上がる

[ 2016年3月6日 05:30 ]

屈辱の中国戦から一夜明け練習でストレッチする大儀見(中央)

リオ五輪アジア最終予選 日本―ベトナム

(3月7日 金鳥スタ)
 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選に出場しているなでしこジャパンは、突破が絶望的となった中国戦から一夜明けた5日、堺市内で調整した。FW大儀見は19年W杯フランス大会、そして20年東京五輪へ逆境からはい上がる覚悟を示した。

 約1時間の調整を終えたエースは時折、声を震わせた。「開き直ることが大事。こんな状況だからこそ、楽しむことで強くなっていける。逆境をチャンスと捉えられたら、前に進める」と、思いを吐き出した。もちろん残り2試合も何としてでも白星を取りにいく。自身なりにここまでのチームの不調も分析。「W杯で優勝してから勝つことが当たり前になってしまった。良い時だけ経験した選手は、はい上がる大変さを知らない。(4日の)負けでどうなるのか理解できない」と、メンタル面でチーム内に差ができてしまったことを明かした。

 その上で「(突破の)可能性が残っているのは救い。そこに懸けることしかできない。やりきった上で見えてくるものがある。自分たちを出せる舞台があることに感謝しないと。どんな状況でも全力でプレーすることが使命」とひたむきなプレーを約束した。

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2016年3月6日のニュース