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【リオdeオレ!!】横浜・喜田 右足負傷も貫いた攻撃的守備

[ 2016年3月6日 10:20 ]

ボールをキープす喜田

明治安田生命J1第1S第2節 横浜1―1福岡

(3月5日 レベスタ)
 2日前に右足首を捻挫した横浜MF喜田がアクシデントにめげずボランチで先発出場した。「福岡もアグレッシブ、そこで勝てれば優位に進められるので意識しました」。まずは攻撃的な守備を心掛けた。積極性は守りだけではない。前半35分のように、相手がブロックを引けば果敢にミドルシュートも狙った。後半31分に途中交代も走行距離は9657メートルをマーク。持ち味を発揮した。

 他にも横浜の前田、福岡の亀川、金森とリオ世代4人が出場した一戦はU―23代表の手倉森監督が視察。試合後「(チームごとに)扱っているサッカーが違うから」と個人評価は避けたが、「これからは代表も(相手ボールを)奪っていかないと。守備ができなきゃ駄目」と代表選考のキーワードを言い残した。

 喜田は「そこは自分の売りでもある。プレーで見せたい。見せ続けることで道は見えてくる」と話す。昨年8月の東アジア杯ではA代表の予備登録50人にも名を連ねた。この日は右足負傷を抱えていたが「ケガをしないのも一つの能力」と言い訳はなし。リオ切符を目指し今後もアグレッシブな姿勢を貫き通す。

 ◆喜田 拓也(きだ・たくや)94年8月23日、横浜市生まれの21歳。16歳から世代別代表に選出され、11年にU―17W杯で4試合に出場し8強進出に貢献。14年アジア大会はU―21代表として8強入り。横浜の下部組織出身で12年に2種登録され、13年にトップチーム昇格。昨夏には東アジア杯の日本代表予備登録50人入り。J1通算28戦出場。1メートル69、63キロ。

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2016年3月6日のニュース