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星稜、連覇ならず…メンタル面強化できず、シュート1本の完敗

[ 2016年1月10日 05:30 ]

涙で応援団にあいさつする阿部主将(手前)ら星稜イレブン

第94回全国高校サッカー準決勝 星稜0―2東福岡

(1月9日 埼スタ)
 得点差以上の完敗だった。シュート数は東福岡の21本に対し、星稜は後半にDF六田が放った1本。力負けで連覇への道は途絶えた。「主将の阿部と、大橋は良い時と悪い時がハッキリしている。2人が悪い時に代わるリーダーを育てられなかった」。本来の力を発揮しきれなかった一戦を河崎護監督はこう評した。

 大会前に交通事故に遭った前回の選手権は指揮官は病院で観戦した。現場に復帰したのは昨年9月。わずか4カ月でチームを4年連続ベスト4へ導いたが、メンタル面の強化まで着手する時間は少なかった。「それが最後に尾を引いた」。悔しさは隠しきれなかった。

 MF阿部は「監督を決勝に連れて行く目標があったけど、来年こそやってくれると思う」と自身の夢は後輩に託した。

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2016年1月10日のニュース