北京国安　新監督第一候補にスパレッティ氏、ザック氏どうなる

ルチアーノ・スパレッティ氏（ＡＰ）

　中国１部の北京国安が今季新監督に関し、ロシア１部ゼニトの元指揮官で、イタリア人のルチアーノ・スパレッティ氏（５６）を第一候補に挙げていることが分かった。

　イタリアメディアなどでは、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏（６２）と２年契約で基本合意と報じられ、同氏も北京入りして直接交渉するなど、就任は決定的と思われていた。

　だが、北京国安関係者によれば、北京国安はもともとヴェネツィア時代に現磐田の名波監督を指導したことでも知られ、かつてウディネーゼ、ローマなど強豪を指揮した経験を持つスパレッティ氏を第一候補として挙げていたという。スパレッティ氏は当初、フランス人のガルシア監督の解任もささやかれるローマの後任候補に挙がっていることなどもあり、中国移住に難色を示し、その中で第２候補だったザッケローニ氏が急浮上していたというが、ここに来てスパレッティ氏が就任に前向きな姿勢を示していることで風向きが変わってきているという。スパレッティ氏かザッケローニ氏か、イタリア人の名将２人を巡る監督就任劇。北京国安の決断に注目が集まる。