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藤枝順心9年ぶりVに多々良監督「長かった」 自分たちのサッカー貫いた

[ 2016年1月10日 16:19 ]

第24回全日本高校女子サッカー選手権決勝 藤枝順心3―2神村学園

(1月10日 ノエスタ)
 打ち合いとなった神村学園(鹿児島)との決勝戦3―2でを制した藤枝順心(静岡)の多々良和之監督は「長かったと思います」と9年ぶり2度目となる優勝の味をかみしめた。

 前半3分にFW肝付萌(3年)の右足ゴールで先制しながら、49秒後の同3分に追いつかれ、41分にはスーパーミドルで逆転を許す苦しい展開。だが、後半15分、先制弾の肝付がこの試合2点目となるゴールを左足で決めて2―2の同点に追いつくと、21分にはその肝付の左サイドからのピンポイントクロスを右サイドバックのDF安部由紀夏(1年)が角度のない位置から右足で決めてついに逆転。3―2で激しい打ち合いを制しての優勝だった。

 「自分たちのサッカーができれば、逆転できると思っていた。選手が見事に実現してくれました」と多々良監督。「試合を重ねるごとに選手たちがたくましくなったと思う」と目を細めた。

 主将を務めるDF黒崎優香(3年)は多々良監督やコーチ陣の名前を次々と挙げたうえで「日本一の指導者にすることができて本当にうれしく思います」ときっぱり。「自分たちのサッカーができれば点が入ると信じていた」と胸を張った。

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2016年1月10日のニュース