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W杯優勝へ強力タッグ 各カテゴリーの普及、促進へ4社と契約

[ 2015年12月23日 05:30 ]

JYD立ち上げに笑顔の(左から)大儀見優季、ナエキ・高橋スポーツマーケティングデレクター、ニチバン・伊藤執行役員、明治・森田常務執行役員、モルテン・民秋社長、北沢豪氏

JFAユース&ディベロップメントプログラム(JYD)立ち上げ

 日本協会は22日、東京都文京区のJFAハウスで会見を開き、来年1月に「JFAユース&ディベロップメントプログラム(JYD)」を立ち上げることを発表した。ユース、大学、シニア、女子、フットサル、ビーチサッカーの普及、育成の促進が目的で、ナイキジャパン、ニチバン、明治、モルテンの4社とパートナーシップ契約を締結。W杯優勝などを目標に掲げる05年宣言の実現に向けた新プロジェクトとなる。

 夢の実現に向けた新プロジェクトが始動する。日本協会は05年に「JFAの約束2050」として「サッカーファミリー(協会登録者数)が1000万人になる」「W杯を日本で開催し、日本代表はその大会で優勝チームとなる」と宣言。JYDはユース、大学、シニア、女子、フットサル、ビーチサッカーなど日本代表以外の事業にスポットを当て、競技普及や選手育成の促進を図る。

 大仁会長は「代表強化と車の両輪をなす重要な事業。サッカーの環境整備、各種大会の充実に力を入れたい」と説明した。これまで天皇杯、高円宮杯、日本クラブユース、全国シニア、全日本大学フットサル、全国ビーチサッカーなどの大会はスポンサーが細分化していたが、JYDでは日本代表を除く大半の事業のスポンサーを統一。ナイキジャパン、ニチバン、明治、モルテンの4社と複数年契約を締結し、今後は事業の柱の一つとして成長させる方針だ。

 新スポンサー4社は資金面に加え、用具や食品などの商品提供や栄養セミナー実施などでもサポート。16年以降は地域トレセン、JFAアカデミーなどで使用される用具は今季までのアディダス社製からナイキ、モルテン社製に変わることになる。ナイキジャパンの高橋オリバ・スポーツマーケティングディレクターは「日本サッカーには伸びしろがある。これまで培ってきた各国協会との関係を生かしてソフト面でも協力できれば」と力を込めた。日本サッカーの発展には裾野の拡大が不可欠。新スポンサーと強力タッグを組み、新たな挑戦が始まる。

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2015年12月23日のニュース