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松田直樹さんしのんでドリーム戦 中田英、宮本氏ら8000人沸かす

[ 2015年12月23日 17:37 ]

 11年8月、当時所属していた松本の練習中に急性心筋梗塞で急死した元日本代表DF松田直樹さん(享年34)をしのんで群馬県出身の選手や同世代のJリーガーらが集まった。

 「ドリームマッチ群馬2015――remember松田直樹」が23日、前橋市で開催され、中田英寿(38)宮本恒靖(38)両氏らが参加。群馬ドリームスとジャパンドリームスが対戦して3―3で引き分け、約8000人の観客を沸かせた。

 04年に始まった大会は、松田さんを追悼する形にして3度目。中田氏は「マツがきっかけになってこういう試合始まった。群馬のサッカーに役立てている」と振り返る。MVPはPKとFKから2得点の前橋育英出身の田中亜土夢(ヘルシンキ)。「凱旋だったが、自分のプレーは出せた。PKは正面に蹴った。FKはカベの福西さんから決めろよといわれてプレッシャーをかけられたが、しっかり決められた」。松田さんとはこの大会で以前一緒にプレーしたことがあり、「その時もっと自分を出せといわれて意識が変わった」と、感謝の言葉を口にした。中田浩二氏も「きょうは自分の体が動かないのがショックだった。マツさんには若い時から面倒を見てもらった。2002年W杯とか一緒だったし、濃い1カ月だった」と、思い出を口にした。

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2015年12月23日のニュース