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福岡“3位の呪い”打ち破った!ドローで5年ぶりJ1復帰 C大阪無念

[ 2015年12月6日 17:28 ]

<福岡・C大阪>J1昇格を逃し、喜ぶ福岡イレブンとは対照的にガックリの山口

J1昇格プレーオフ決勝 福岡1―1C大阪

(12月6日 ヤンマー)
 来季J1に昇格する残り1枠を決めるJ1昇格プレーオフ(PO)決勝が6日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われ、3位の福岡と4位のC大阪が激突。先制された福岡が後半42分に追いつく劇的な展開で1―1と引き分け、ドローの場合は年間順位が上位のチームを勝者とする大会規定により、福岡が2011年以来5年ぶりとなる来季のJ1昇格を決めた。12年のPO制度導入以来、出場最上位の3位チームが昇格するのは初めて。元日本代表主将の井原正巳監督(48)は就任1年目での昇格となった。

 C大阪は後半15分、元日本代表MF関口のパスを受けた同FW玉田がドリブルでゴール前にボールを運び、最後はそれまで再三のスーパーセーブを見せていたU―22日本代表GK中村の股下を抜く技ありの左足シュートで先制。大会規定で引き分けでもJ1昇格が決まる福岡は、昨シーズン湘南のエースストライカーとしてチームをJ1昇格へ導いた長身FWウェリントンや生え抜きエースの城後らを中心に粘り強く攻撃し、後半42分、最後は中村が右足で押し込んで追いつき、昇格をものにした。

 福岡は、開幕3連敗を喫した第3節には最下位の22位に沈んだが、第4節から11試合連続負けなしとV字回復。第25節でJ1プレーオフへの進出圏内となる6位に浮上すると、5位、4位と徐々に順位を挙げ、第35節で3位にジャンプアップ。7月以降の21試合でわずか2敗という驚異的な勝ちっぷりで2位・磐田を追い上げ、12試合負けなしの8連勝でリーグ戦を終了。最終的に2位・磐田と勝ち点82で並びながら、得失点差で及ばず、自動昇格を逃していた。

 すでに自動昇格を決めていた1位・大宮、2位・磐田と3位・福岡の3チームが来季J1に参戦する。

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