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C大阪、下克上ならず 歓喜の玉田先制弾から27分後に悪夢が…

[ 2015年12月6日 18:50 ]

<福岡・C大阪>J1昇格を逃し、ガックリの山口(中)らC大阪イレブン

J1昇格プレーオフ決勝 C大阪1―1福岡

(12月6日 ヤンマー)
 来季J1に昇格する残り1枠を決めるJ1昇格プレーオフ(PO)決勝が6日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われ、4位のC大阪は後半15分に元日本代表FW玉田圭司(35)のゴールで先制しながら、後半42分に3位・福岡に追いつかれて1―1で引き分け。ドローの場合は上位チームが勝者となる大会規定により、目標だった1年でのJ1昇格を逃した。

 C大阪は後半15分、元日本代表MF関口訓充(29)のパスを受けた玉田がドリブルでゴール前にボールを運び、最後はそれまで再三のスーパーセーブを見せていた福岡のU―22日本代表GK中村航輔(20)の股下を抜く技ありの左足シュートで先制。だが、昇格決定目前の後半42分、途中出場していたFW坂田大輔(32)の決定的なパスから最後はDF中村北斗(30)に痛恨の同点弾を決められ、4分が掲示されたロスタイムでも勝ち越し点を奪うことができなかった。

 J1での優勝を目標に掲げた昨季は、巨額を投じて10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でMVPに輝いた元ウルグアイ代表FWフォルランや元ドイツ代表FWカカウを獲得しながら、まさかの17位でJ2へ降格。1年でのJ1復帰を誓った今季も日本代表MF山口蛍(25)ら主力の多くが残り、スタメンにもベンチにも日本代表経験者がズラリと並ぶ強力メンバーで臨んだ。

 だが、シーズン中に3人の監督が指揮を執った昨季に続いて、今季もリーグ戦残り1試合でアウトゥオリ前監督(59)から大熊清監督(51)へ監督交代を断行するなど“ドタバタぶり”は変わらず。試合終了の瞬間、先制弾を決めた玉田らイレブンは次々とピッチに倒れ込んでしばらく立ち上がることができず、大きなショックを残す“敗戦”となった。

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