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福岡7連勝で自動昇格に望み 井原監督「最後まで信じて戦う」

[ 2015年11月15日 05:30 ]

<福岡・愛媛>前半35分、ゴールを決め喜ぶ中村北斗(右から2人目)

J2第41節 福岡1―0愛媛

(11月14日 レベスタ)
 3位のJ2福岡はホームで5位愛媛を1―0で下し、7連勝。J1自動昇格に望みをつないだ。2位磐田が横浜FCと0―0で引き分け、勝ち点79で並んだが、得失点差の関係で3位のまま。23日の最終節に福岡は岐阜、磐田は大分と残り1枠をかけ、ともにアウェーで戦う。

 夢をつないだ。今季ホーム最終戦。小雨降る中、詰めかけた1万5750人のサポーターに勝利を届け、J1自動昇格の可能性を残した。

 これで11試合負けなしの7連勝。ライバル磐田が引き分けたことで順位は変わらないものの、勝ち点はともに79点。半歩前進し、井原正巳監督も手応え十分だ。

 「最後まで集中力を切らさず、全員で守り切った結果。最後まで可能性を残すことができて良かった」

 相手の愛媛は昇格プレーオフ圏の5位につけ、リーグ戦を連勝して乗り込んできたが、勢いでは負けていない。左MFの亀川、右MFの中村北が積極的に攻撃参加。9分には中村北のクロスにウェリントン、酒井が波状攻撃を仕掛けた。迎えた前半35分。MF中原秀からの左クロスを中央の酒井がヘッドでつなぐと、こぼれ球をゴール右にいた中村北がワントラップし、右足を振り抜いた。

 「いいところにボールが来た。久々にあっちの方へ行って興奮した」と2試合ぶり今季3点目を決めると熱烈なサポーターが陣取るスタンドに走り、喜びを爆発させた。その後は攻め込まれる場面もあったが、GK中村航が好セーブを連発。DF田村が負傷退場するアクシデントも代わったDF李光善が体を張り、しのぎ切った。1―0の勝利は23勝中13度目と勝ちパターンになっている。

 「最終戦まで緊張感持って戦えるのは気持ちも高ぶる。感謝の気持ちを持ちながら戦う」と城後主将。5年ぶりのJ1へ23日の最終節に岐阜とアウェーで対戦する。磐田とは得失点差5。不利な状況に変わりなく、是が非でも勝ち点3がほしいところだ。長良川決戦。指揮官は「最後まで自動昇格を信じて戦います」とデッカイ土産を持って帰るつもりだ。

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