Ｇ大阪　痛恨黒星で年間４位に後退　ＧＫ東口は右膝負傷

後半、先制点を許し、厳しい表情の宇佐美（左から３人目）

Ｊ１第２Ｓ第１６節 Ｇ大阪０―２広島

（11月7日 万博）
　タイトルが遠のく痛い１敗だ。広島に０―２で完敗したＧ大阪は年間順位でＦＣ東京に抜かれて４位に転落。自力でのＣＳ出場が消えた。後半３６分にＧＫとの１対１を宇佐美が外すなど決定力の差が明暗を分けた。

　アクシデントも発生した。後半１０分、先制ＦＫを決められた際にＧＫ東口が右膝を負傷。担架で運ばれ、そのまま病院へ向かい精密検査を受けた。新潟時代に２度断裂したじん帯に異常はなかったが、日本代表には合流しないことになった。交代したＧＫ藤ケ谷も追加点を献上した。

　パトリックが後半４６分に乱暴な行為をしたとして一発退場。逆転ＣＳ出場の懸かる最終戦の山形戦（２２日、万博）の出場停止が決定した。「他力ですけど可能性のある限り戦う」と長谷川監督は声を絞り出した。