磐田４連勝で大宮に２差肉薄　残り２戦へ名波監督「勝ち点６しか…」

Ｊ２第４０節最終日 磐田４―２長崎

（11月8日 ヤマハ）
　Ｊ２は８日、各地で第４０節最終日の１０試合が行われ、１３年以来３年ぶりのＪ１復帰を目指す２位・磐田が４―２で前節６位の長崎を下し、１１戦負けなしとなる４連勝。勝ち点７８とし、讃岐と引き分けて同８０となった首位・大宮に勝ち点２差と肉薄した。

　前節の東京Ｖ戦で前半に退場者を出しながら１０人で大量３点をマークして勝ち点３をもぎ取った勢いは１週間経っても続いていた。

　今季Ｊ２最多２０得点のＦＷジェイを怪我で欠き、前半３分に先制を許す苦しいスタート。だが、前半７分にＦＷ森島のゴールで追いつくと、同１７分にはＭＦアダイウトンが２試合連続ゴールとなる今季１７得点目を決めて逆転。後半も１３分にＭＦ太田、４５分にＤＦ宮崎が決めて粘る長崎を突き放した。

　名波監督は警戒していたセットプレーからの失点を悔やみながらも「ジェイがいない中で４点、そして前節３点と非常にゴールが取れているし、チャンスも非常に多い。このへんは犠牲心と積極性が生んでいると思うので継続させていきたい。勝ち点３への執着心を選手がグラウンドで体現してくれている」と話し、横浜ＦＣ、大分と対戦する残り２試合に向け「勝ち点６しか考えていない」と力強く言い切った。