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オランダ屈辱の予選敗退…スナイダー「心身ともに空っぽだ」

[ 2015年10月15日 05:30 ]

<オランダ・チェコ>コーチから昇格したブリント監督もオランダの窮状を立て直せずに本戦連即出場は7でストップ(AP)

欧州選手権予選A組 オランダ2―3チェコ

(10月13日)
 欧州選手権予選は13日に9試合が行われ、A組は昨年のW杯3位のオランダがホームでチェコに2―3で敗れて4位終戦。84年大会以来の予選敗退が決まった。トルコはアイスランドに勝利し3位確保。各組3位の中で最高成績となり、2大会ぶりの予選突破を果たした。H組はクロアチアが2位で本大会出場。予選はこの日で終了し、地元フランスを含む出場20チームが決定。残る4枠はトルコを除く各組3位の8チームが、11月にホーム&アウェー方式のプレーオフで争う。

 出場枠が16から24に拡大して予選通過のハードルが下がった中で、オランダは屈辱の敗退となった。初優勝した88年大会からの連続出場は7でストップ。MFスナイダーは「心身ともに空っぽだ」とうなだれた。

 逆転で3位となる条件はチェコに勝った上で、トルコがアイスランドに負けるしかなかった。しかし、前半に2失点し、後半21分に途中出場のFWファンペルシーのオウンゴールで0―3。退場者が出た相手に2点を返すのがやっとだった。

 前任のヒディンク監督が6月に辞任。コーチから昇格したブリント監督も立て直せなかった。ロッベンら負傷者が続出した上に世代交代に失敗。32歳ファンペルシー、31歳スナイダーは衰えを隠せなかった。ともに代表引退は否定したが、スナイダーは「若い選手に新しいチームの何かを築いてもらえれば」と若手の台頭を求めた。

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2015年10月15日のニュース