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大久保、丸刈り初ゴール!闘病妻へ「励みになると思う」

[ 2015年10月15日 05:30 ]

<川崎F・京都>前半、先制ゴールを決める大久保

天皇杯3回戦 川崎F3―0京都

(10月14日 等々力)
 天皇杯3回戦は各地で11試合が行われ、川崎Fの大久保嘉人(33)のゴールなどでJ2京都に3―0で快勝した。横浜、広島なども順当に勝って4回戦に進んだが、鹿島はJ2水戸にPK戦の末に敗退。J2福岡もJ3町田に0―2で敗れる波乱があった。前回覇者のG大阪をはじめ柏、浦和、FC東京が加わる4回戦以降の組み合わせは22日の抽選で決まる。

 川崎は田坂のスルーパスに反応した大久保が左足でシュートを放つとゴール右へ決まった。前半22分、川崎Fを勢いに乗せた一撃を「田坂がいいパスを出してくれた」と振り返った。

 特別な思いでピッチに立っていた。子宮の病気を患い、抗がん剤治療が必要となった妻の莉瑛さんを元気づけるため、3人の息子とともに頭を丸刈りにした。12日に入院し、髪の毛が抜ける可能性がある妻へ「ショックを受けないように」との気遣いからだ。この日も病院に莉瑛夫人を見舞ってから試合に出場。丸刈りでの初得点に「ゴールと勝利は励みになると思う」と笑顔を見せた。

 これでリーグ戦と天皇杯合わせ6試合で8得点、チームも6連勝だ。17日は広島戦。通算得点で1位中山雅史に3差3位の大久保は、1差2位の佐藤との直接対決も待っている。「どっちかが決めれば盛り上がる」と、ゴールを約束した。

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