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武藤 1トップ奪取へ「あとは質」 移籍3カ月で進化実感

[ 2015年10月15日 10:20 ]

宿舎を後にする武藤

国際親善試合 日本1―1イラン

(10月13日 イラン・アザディスタジアム)
 FW武藤が世界仕様の体に磨きをかける。1トップで先発したイラン戦は最前線で体を張り続け、後半3分には本田のクロスに飛び込み背中で同点弾。約1年1カ月ぶりとなる代表戦ゴールを含め、特に後半は見せ場をつくる場面が多かった。「泥くさく前で体を張ったり、走り込んだり。そういうプレーは(以前より)さらに力強くなれている」。7月にFC東京からマインツに移籍。戦いの舞台をブンデスリーガに移してまだ3カ月程度でも、成長を自ら実感する一戦となった。

 渡欧後はスピードを維持しながら上半身の強化にも努めるなど、大柄なDFに当たり負けしない強さを求めた。欧州で進化を続けていけば、より脅威を与える存在となる。「あとは欲をいえば質。ドリブルやパス、トラップの質を上げていかないといけない」。後半14分に訪れた相手GKとの1対1を決めきれなかったこともあり、今後への課題も見つかった。

 速さと強さに、技術の質。マインツはホームで16日に香川の所属するドルトムントと対戦する。1トップで不動の地位を築いてきた岡崎から定位置を奪取するため、クラブに戻る武藤は妥協することなく自身を高めていく。

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