ノリさん　最終仕上げだ！人工芝、時差など早めの対応へ

練習を見つめる佐々木監督

　初戦までの１週間、ノリさんのテーマは“最終仕上げ”だ。バンクーバー空港で取材に応じた、なでしこジャパンの佐々木監督は「今までしっかりベースをつくってきた」と自信を見せ「人工芝に慣れて、その中からお互いのコンビネーションやパスの質、ピッチの状況（への対応）などを身に付けていく」と狙いを説明。日本との時差は１６時間あるだけに「時差に早めに対応することが重要」とも強調した。

　日本での親善試合は２戦とも勝ったが、積極的なシュートが少なく「我々の病気」と危機感を募らせた佐々木監督。守備への手応えをつかんだなでしこは、人工芝ピッチへの順応と攻撃面の課題をつぶす最終局面に入る。「カナダに入って、これから決戦という思いが強くなった」。１日は人工芝ピッチで約１時間の軽めの調整。２日からギアを一気に上げていく。