長友　両サイドやる！５月、ハリル監督からの打診に即答

イタリアから帰国した長友は成田空港でファンに囲まれる

日本代表欧州組合宿２日目

（6月2日 千葉県内）
　３日からの日本代表合宿合流に向けてイタリアから帰国したＤＦ長友佑都（２８＝インテル・ミラノ）が両サイドバックでの出場に意欲を見せた。

　今季は右太腿肉離れなど度重なる故障に苦しみ、所属クラブではリーグ１４試合出場。不本意なシーズンを過ごす中、両サイドバックや攻撃的ＭＦなど、複数ポジションをこなしたことは収穫だった。５月にミラノで本田とともにハリルホジッチ監督と会食した際には「右もできるのか？」と確認され「できます」と即答。左サイドには攻撃的な太田ら成長株がいるだけに、長友が右サイドをこなせればオプションは増える。

　リーグ終盤は定位置を奪回して、ラスト２試合はフル出場。イラク、シンガポール戦に向けて調子は上向いている。「ここまで試合に出られないシーズンはなかった。プロ入り後は順調過ぎたし、どこか気持ち的に“ふわり”とした部分もあった。それに気付けとサッカーの神様に言われたのだと思う。２８歳で若くない。サッカー人生がいつ終わるか分からないし、後悔しないようにもっとストイックにやりたい」。代名詞のストイックさに磨きをかけ、両サイドでの臨戦態勢を整える。