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ブラッター会長 電撃辞任…汚職事件の渦中で職放棄

[ 2015年6月3日 05:30 ]

辞意を表明したブラッター会長(AP)

 FIFAのゼップ・ブラッター会長(79)が電撃辞任した。スイス・チューリヒのFIFA本部で2日午後4時45分(日本時間3日午前1時45分)から緊急会見を開き発表した。今後、臨時総会を開いて新会長を決めるという。同会長は「私は選挙に関わらない。ここ数年、組織の再建に努めてきたが十分ではなかった」と話した。

 FIFAは国際大会開催をめぐる贈収賄容疑で、5月27日に副会長2人を含む関係者7人が逮捕された。また18年W杯ロシア大会と22年W杯カタール大会の開催決定時に不正があった疑いで捜査を受けていた。ブラッター会長は辞任勧告を拒否し、同29日の会長選でアジアやアフリカからの支持を得て当選していた。

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2015年6月3日のニュース