浦和が王手！武藤ロスタイム同点弾でＪ１新の１４戦連続不敗記録達成

＜柏・浦和＞後半ロスタイム、浦和・武藤が同点ゴールを決めてガッツポーズ

Ｊ１第１Ｓ第１０節最終日 浦和３―３柏

（6月3日 柏）
　ＡＣＬ出場チームの未消化分試合であるＪ１第１ステージ第１０節が３日に行われ、首位の浦和はアウェーで柏に３―３で引き分けた。Ｊ１新記録となる開幕からの連続不敗を１４に伸ばし、第１ステージ優勝にも王手をかけた。２位以下のチームの勝敗条件も関わるが、浦和は次節７日のホーム清水戦で優勝を目指す。

　試合は開始早々動いた。浦和は前半１分、左サイドからＤＦ宇賀神がゴール前にパス。ＭＦ梅崎がＧＫをかわしてグラウンダーのシュート。ＤＦがスライディングでクリアを試みるも及ばず先制ゴールが決まった。

　だが先制した５分後の６分、ＧＫ西川へのバックパスに柏のレアンドロがチェック。中途半端になったクリアボールを工藤に拾われてゴールを決められ振り出しに戻った。

　前半２２分、浦和にアクシデントが起こった。クロスボールに反応したＦＷズラタンと梅崎が相手ＤＦとゴール前で交錯。ズラタンが左足を負傷して興梠と交代した。

　３８分にはペナルティーエリア手前中央からのＦＫでクリスティアーノがブレ球シュート。西川が弾いたが、レアンドロに詰められて勝ち越し点を許した。

　１点のビハインドで迎えた後半、浦和は梅崎に替えＦＷ李忠成を投入。攻撃の活性化を狙う。２２分にはカウンターから李が右サイドでＤＦをかわしてシュート。ＧＫ菅野に阻まれたが直後の２３分、ＣＫから日本代表ＤＦ槙野が頭で合わせて今季初得点。同点に追いついた。

　だが３３分、自陣ゴール前のクロスボールで足を何度も吊った永田がレアンドロをチェックしきれず勝ち越し点を許した。

　最後まで諦めない浦和は後半ロスタイムにＭＦ武藤が４戦連発となるゴールで土壇場に再度追いついた。