G大阪 執念の同点劇もVへ“窮地”首位浦和と勝ち点9差に拡大

[ 2015年5月31日 05:30 ]

<横浜・G大阪>前半、厳しいマークに合う宇佐美(上)

J1第1S第14節 G大阪1―1横浜

(5月30日 日産ス)
 執念の同点劇も喜べない。アウェーで横浜と対戦したG大阪は試合終了間際に追いつき、勝ち点1を奪ったものの、1試合消化の少ない浦和と勝ち点9差がつき、第1ステージの優勝は厳しくなった。

 意地の同点劇も、第1ステージ優勝は大きく遠のいた。G大阪が手痛いドローで、首位・浦和との勝ち点差は9に拡大。09年に勝利して以降、4戦勝ちなしで迎えたアウェー横浜戦で、またも白星が遠く、順位も暫定3位から4位に後退した。

 前半21分、高く舞い上がったボールがバウンド時に変化し、DF藤春の手に当たる不運なPKを献上。MF遠藤が「マリノス相手に先制されると厳しい」と振り返ったようにこの1点が重くのしかかり、藤春も「冷静になればクリアできた。申し訳なかった」と自らを責めた。

 逆転を目指し、後半15分にFWパトリックを投入。攻勢に出たものの、震度4の地震による同20分からの10分間の中断で勢いをそがれた。それでも10人になった後の後半50分、宇佐美が倒されて得たFK。「パトからGKの前に蹴ってほしいと言われた」という遠藤が、正確なキックで同点弾をアシストして勝ち点1をもぎ取り、王者のプライドは示した。

 日の丸定着を狙うエースも、悔しい不発に終わった。あす6月1日のW杯アジア2次予選の代表メンバー発表前ラストマッチ。シュート2本に抑えられた宇佐美は「消化不良。個人としてもチームとしても結果を残せなかった」と唇をかんだ。

 遠くかすむ赤い悪魔の背中。遠藤は「負けられない状況が続くけど浦和を追えるようにしたい」と前を向いた。宇佐美は「第1ステージとか意識せず、1年を通してというつもりでやっている。ステージ優勝が取れなくてもダメージを受ける必要はない」と自らに言い聞かせるように話した。最終目標は年間王者。土壇場で手にした勝ち点1が今後、意味のあるものにするためにも気持ちを切り替えてやるしかない。

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