武藤　タフネス証明する！過酷日程もＯＫ「去年で慣れ出た」

神戸戦で今季初勝利を狙う武藤

Ｊ１第３節 ＦＣ東京―神戸

（3月22日 ノエスタ）
　ＦＣ東京の日本代表ＦＷ武藤はタフネスぶりを発揮する。敵地での神戸戦に向け、練習では７日のＧ大阪との開幕戦に続く得点を挙げるためシュートの感覚を入念に確認した。既に相手のスタイルは研究済み。具体的な内容こそ明かさなかったが、「しっかり弱いところを突きたい」と力を込めた。

　１８日には中３日でナビスコ杯の新潟戦にフル出場。試合後は久々の連戦で「正直体は重かった」と本音を漏らしたが、神戸戦後には代表合宿とさらなるハード日程が待ち受ける。攻守に労を惜しまないハードワークも持ち味の武藤だけに、連戦は多少の影響を及ぼす可能性はあるが、それでも「（運動すると蓄積する）乳酸も（連戦に）出ることでたまらなくなる。去年で慣れも出た」と頼もしい。

　チームは昨年８月１６日の鳥栖戦での勝利を最後に、アウェーでのリーグ戦は８試合白星から遠ざかる。そして、今季初勝利も懸かる一戦。「何とかゼロに抑えて点を取りたい」。武藤はまずは神戸を叩いてし烈なサバイバルが待ち受ける代表合宿へと弾みを付ける。