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香川復活弾!ブンデス復帰初戦以来23戦ぶり…代表合宿に弾み

[ 2015年3月22日 05:30 ]

ハノーバー戦の後半、ゴールを決め、喜びを爆発させるドルトムントの香川(AP)

ブンデスリーガ・第26節 ドルトムント3―2ハノーバー

(3月21日)
 ドルトムントの日本代表MF香川が、復活弾を決めた。21日の敵地ハノーバー戦に先発すると1―1で迎えた後半12分だった。自陣からのカウンター。ペナルティーエリア内右に抜け出したロイスから回ってきたパスを中央で待ち構えていた香川が、冷静にゴールへと流し込んだ。

 古巣復帰戦となった9月13日のホーム・フライブルク戦以来、実に23試合ぶりとなる今季2点目の決勝ゴール。笑顔を見せ、アシストのロイスに飛びついた。

 重圧から解放された香川は、その後も魅せた。後半16分には左サイドに流れてオーバメヤンに右足のアウトサイドでボールを入れ、3点目をアシストした。前半こそボールタッチは数えるほどしかなかったが、決勝弾を挙げた日本人司令塔が停滞感漂うチームを一気に活気づかせた。

 新生日本代表にとっても香川の活躍は朗報だ。名門マンチェスターU、そしてW杯ブラジル大会で輝きを失い、今年1月のアジア杯準々決勝UAE戦ではPKを外して涙を流した。新たに日本代表監督に就任したハリルホジッチ監督は名前こそ伏せたものの「勇気づけること、喜びを見つけてあげることが必要。私のコーチング、やり方で向上させたい」と話し、エースの“再生”を最重要課題に掲げていた。

 それだけに、香川自ら結果を出したことには大きな意味がある。「やっぱりゴールを取ることが必要」と話していた日本の背番号10が、ハリルジャパンの船出に合わせるように復活ののろしを上げた。

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