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昨季3冠・G大阪がようやく初白星 今野が流れ変え、宇佐美1G1A

[ 2015年3月22日 18:13 ]

<甲府・G大阪>サポーターにあいさつするG大阪・宇佐美

J1第1S第3節 G大阪2―0甲府

(3月22日 中銀スタ)
 J1第1ステージ第3節は22日、各地で9試合が行われ、昨季3冠のG大阪が敵地で甲府に2―0で勝って待望の今季リーグ戦初勝利を挙げた。

 ボランチに入っていた元日本代表MF明神智和(37)が試合開始早々の前半7分に右太もも裏を負傷してプレー続行が不可能となるアクシデント。長谷川健太監督(49)は明神に代えてMF倉田秋(28)をピッチに送り出して0―0で前半を折り返すと、後半開始と同時に今度は故障明けの日本代表MF今野泰幸(32)をボランチに入れ、倉田を1列前へ配置した。

 この選手起用が奏功した。今野の投入で試合の主導権を一気に握ったG大阪は後半17分、2年4カ月ぶりに日本代表に選出されたFW宇佐美貴史(22)のパスをMF阿部浩之(25)が決めて先制。2分後の同19分には宇佐美が今季2点目となるゴールを決めて逃げ切った。

 開幕3戦目にしてようやく挙げた初勝利に「やっとガンバらしい勝ち方ができた」と長谷川監督。試合の流れを一変させた今野の投入に関しては、「45分ぐらいはいけると思っていたが、明神が怪我をしたところではまだ厳しいと思った」と背景を説明し、「さすが今ちゃん。いるといないでは全然違う」と頼れるベテランの復活を喜んだ。

 宇佐美はハリルジャパン選出後、初の試合で1得点1アシストと全ゴールに絡む活躍。流の中で決めた宇佐美らしい豪快なゴールに「気持ち良かったし、2点目はすごく大事な点。それを自分で決められたのはチームに貢献できたと思う」と話し、首を長くして勝利を待っていたサポーターに「ACLも含めて勝てていない試合が続いていたのでストレスをためてしまったと思うが、たくさん来てくれて、そのおかげで勝てたと思うので感謝したい」とメッセージを送った。

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2015年3月22日のニュース