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C大阪 白星スルリ…蛍、痛恨同点PK献上も「切り替える」

[ 2015年3月22日 05:30 ]

<岡山・C大阪>後半、ボールにアプローチするC大阪の山口

J2第3節 C大阪1―1岡山

(3月21日 Cスタ)
 各地で10試合が行われ、C大阪は敵地で岡山と対戦し、1―1で引き分けた。23日から始まる日本代表合宿に招集されたMF山口蛍(24)は、後半3分に先制点の起点となったが、同36分にペナルティーエリア内でファウルを犯し、献上したPKを決められ追いつかれた。勝ち点を7とした岡山が首位に立った。

 一方的に攻め込まれる流れに耐えきれなかった。1―0の後半36分、C大阪はDF丸橋のパスミスから右サイドを崩され、ペナルティーエリア内にクロスが入る。飛び込んだFW押谷に対して山口が体を寄せて倒すと、主審はPKの判定。猛抗議も実らず、同38分に押谷自らにPKを沈められ痛いドローとなった。

 「個人的には納得がいかないしファウルじゃないと思うけど、切り替えてやっていくしかない」と山口。右膝手術から復帰して3試合目は、良くも悪くも、この日本代表ボランチが主役だった。後半3分には相手DFのクリアをカットし、元ウルグアイ代表FWフォルランに展開。FWパブロの来日初得点の起点となった。しかし、チームとしての課題は多く、後半途中からミスを連発し防戦一方に。今季初先発した元ドイツ代表FWカカウら前線との呼吸もかみ合わなくなり、リードを守れず3試合を終えて1勝2分けとなった。

 「サポーターもブーイングしていたけど、ずっとこのままじゃまずいというのはある。悪い流れでも勝ちきれるようにしたい」

 23日からは一時的にチームを離れ、日本代表合宿に向かう。常連だったG大阪のMF遠藤保仁がメンバーから外れ、ポジション争いが激しくなることは必至だ。「アピールするというよりも、しっかり自分のものを出せば、それがアピールにつながると思う」。J2から唯一の選出となった24歳が、戦いの舞台を移し自然体で競争に挑む。

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2015年3月22日のニュース