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神戸 新布陣で5発!森岡は中盤右、小川は3トップ右で持ち味発揮

[ 2015年2月23日 05:30 ]

プレシーズンマッチ 神戸5―2北九州

(2月22日 本城)
 神戸は22日、福岡県北九州市の本城陸上競技場であったプレーシーズンマッチ・J2北九州戦に5―2で勝利した。この試合で初めて試した布陣が機能。J2クラブが相手とはいえ、ネルシーニョ監督(64)の進めるサッカーが着実な進歩を見せた。

 春一番の吹いた北九州で、ぶっつけ本番布陣の神戸攻撃陣が暴れ回った。

 新システムの4―3―3は不変ながら初めて森岡が中盤の右でプレー。昨年6試合に招集されたアギーレジャパンの時と同じ右インサイドハーフの位置でボールを受けるとスルーパスで前線の3人を操る。後半25分には自ら直接FK弾を決めた背番号10は「もっとチャンスを作らないといけない」と前を向いた。

 3トップ右に初めて起用された小川も、スピードを存分に生かした。今季は負傷で出遅れ、12日の福岡大戦では初めてインサイドハーフでプレーしたものの、この日はスペースに何度も走り込んでサイド攻撃を活性化させた。同点弾のアシストに加え、前半39分の2点目でも右サイドを突破して基点に。「持ち味は出せた。手応えは感じています」と笑顔を見せた。

 ネルシーニョ監督の表情にも余裕がうかがえる。ここまで非公開練習を活用しながら新オプションにも着手。17日の学生相手の非公開ゲームでは1トップを試すなど、今季3度の実戦ですべて違ったメンバーを起用してきた。この日も初布陣がはまり、「前半からチャンスを作り、点を取ることもできた。きょうの試合の目標はチームとして達成できたと思う」と口にした。名将のタクトが初タイトルを狙うヴィッセルを変えつつある。

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2015年2月23日のニュース