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宇佐美 3冠達成は涙なし「いい思い出になります」

[ 2014年12月13日 16:23 ]

<G大阪・山形>前半、先制ゴールを決めるG大阪・宇佐美

第94回天皇杯全日本サッカー選手権決勝 G大阪3―1山形

(12月13日 日産ス)
 国内3冠を決めたG大阪の主役は、この日もFW宇佐美貴史(22)だった。前半4分、自らのシュートのこぼれ球に詰めて右足で先制ゴールを仕留めると、同22分にはカウンターからドリブルして、相棒のFWパトリック(27)にラストパス。1点差に詰め寄られて迎えた後半40分には、トドメの2点目を右足で突き刺した。

 ナビスコ杯での1冠目、J1リーグ戦での2冠はともに感激から男泣き。だが、3冠目を勝ち取ったこの日は、ヒーローの目に涙はなかった。「このメンバーでやるのは最後だったんで、そういう日にしっかり3つ獲れて本当に誇りに思いますし、いい思い出になります」と話すと、顔には笑みが広がった。

 G大阪の下部組織育ちで、チームへの愛着は人一倍強い。「チームにタイトルをもたらしたいというのは僕の夢だったので、それができて本当に嬉しく思います」と話す姿に大黒柱の風格が漂った。

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2014年12月13日のニュース