代表の貫録！？広島ＤＦ塩谷、最終ライン制圧も「まだまだ」

Ｊ１第２８節 広島４―０名古屋

（10月18日 Ｅスタ）
　背番号「３３」に、風格が漂っていた。広島は日本代表帰りのＤＦ塩谷が最終ラインを制圧。得点こそなくても、４―０の大勝劇に欠かせない１ピースとなっていた。

　「代表を意識せずにプレーしようとした。細かいパスミスも多かったし、まだまだ」。高いレベルを経験すると、自己採点も厳しくなる。日本代表としてブラジル戦など２試合に出場。ジャマイカ戦の後は、アギーレ監督から「パーフェクト」と絶賛された。遠征に参加する直前、ナビスコ杯準決勝を控えるイレブンに「（勝利を）お願いします」と懇願。１１月８日、Ｇ大阪と戦うファイナルの舞台が用意された。

　「みんなと戦って、ナビスコ杯を獲りたい」。ＦＷ佐藤もリーグ戦１２試合ぶりのゴールを決め、チームのムードは最高潮。Ｊ３連覇の可能性はほぼ消滅しても、意地のタイトルまでは譲れない。