湘南、優勝セレモニー　５カ月ぶり今季２敗目で複雑な表情もシャーレに笑顔

Ｊ１第３７節 湘南１―２長崎

（10月19日 ＢＭＷス）
　Ｊ２第３７節は１９日、各地で１１試合を行い、すでに優勝を決めている湘南がホームで長崎に１―２で敗れ、５月２４日の第１５節・愛媛戦（ニンスタ）以来２２試合ぶりの今季２敗目を喫した。

　湘南は９月２３日の第３３節・京都戦（西京極）で２―２と引き分けて来季のＪ１昇格を決め、１０月１１日の第３６節・東京Ｖ戦（味スタ）では０―０のスコアレスドローで優勝決定。

　区切りの試合はともにアウェーでの引き分けとあって、優勝セレモニーが行われるこの日の長崎戦では勝ってシャーレを掲げたいという選手の思いは強かった。だが、前半２分にセットプレーの処理が乱れたボールを押し込まれて先制点を失うと、同３６分にも失点。後半２８分にＤＦ島村の今季２ゴール目で反撃したが、追いつくことが出来ず、今季初めてホームで黒星を喫することとなった。

　それでも、試合終了後に行われた優勝セレモニーで村井満チェアマン（５５）から「来年Ｊ１で大暴れしてください」と言葉をもらい、ＭＦ永木亮太主将（２６）がシャーレを高々と掲げると、複雑な表情を浮かべていた選手たちが一瞬にして笑顔に。詰めかけたサポーターと優勝の喜びを分かち合った。