磐田は熊本とドロー　サポーターは「ありがとう　磐田のレジェンド奥大介」

Ｊ２第３７節 磐田０―０熊本

（10月19日 うまスタ）
　Ｊ２第３７節は１９日、各地で１１試合が行われ、３位の磐田は敵地で前節１７位の熊本と０―０で引き分け。勝ち点を６３としたが、２位・松本も前節９位の京都と０―０で引き分けて勝ち点７１とし、差を縮めることはできなかった。

　試合２日前の１７日早朝に、黄金時代の主力だった元日本代表ＭＦ奥大介さん（享年３８）が交通事故で死去。アウェーの地に駆け付けた磐田サポーターは、「共に戦った８年間　あなたの勇姿は忘れない！」「ありがとう　磐田のレジェンド奥大介」と書かれた横断幕を掲出して声援を送った。

　チームの黄金期をともに支えた仲で、お互いの現役引退後も「弟のよう」な親しい存在だった奥さんとの突然の別れに涙した名波浩監督（４１）が座るベンチには、奥さんが現役時代に着ていた背番号８のユニホームも飾られた。

　だが、選手が喪章を着用しての戦いも勝利には手が届かず、スコアレスドロー。逆転でのＪ１自動昇格に向け、残り５戦ひたすら勝利を目指す。