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神戸ロスタイムに白星逃げた…高橋 古巣に恩返し弾も

[ 2014年8月3日 05:30 ]

<浦和・神戸>試合終了後、神戸・小川(右から3人目・13)とマルキーニョス(左から5人目)が言い合いに

J1第18節 神戸2―2浦和

(8月2日 埼玉)
 発展途上のチームの成長と甘さが同時に露呈した。ペドロ・ジュニオールら主力2人を欠くなかで迎えた浦和とのアウェー戦で、神戸は攻撃的スタイルを捨て守備的な戦いを選択。1点を追う後半17分に河本のヘディングで同点に追いつくと、その後に温存していたシンプリシオらを投入して同24分に高橋のゴールで試合を引っ繰り返した。

 劣勢のなか自分たちで試合のペースを変え、元浦和の左サイドバックが古巣相手に決勝点を突き刺す…。その出来過ぎたシナリオは経験不足で崩れた。後半ロスタイム、小川がドリブルしながら中途半端な位置で止まってボールを奪われ、48分の同点弾につなげられてしまった。

 試合後、マルキーニョスから最後のプレーを指摘され激高した小川は、引き揚げる際には冷静さを取り戻し、「コーナーでキープするべきだった。ひとつ勉強になりました」と振り返った。

 森岡も同じく「奪ったあとの冷静さが足りない」と嘆いたものの、「負け試合だったので」と勝ち点1をポジティブにとらえた。この経験を糧に前に進むしか初タイトルへの道は開けない。

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