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東京V“21歳コンビ”躍動!磐田撃破で公式戦10試合ぶり勝利

[ 2014年7月20日 21:40 ]

J2第22節 東京V2―1磐田

(7月20日 ヤマハ)
 20位の東京Vは敵地で2位・磐田を2―1で破り、リーグ戦では9試合ぶり、2回戦敗退を喫した天皇杯も含めると公式戦10試合ぶりとなる勝利を挙げた。

 前半15分、リーグ戦初先発となったMF沢井直人(19)の縦パスをゴール前で受けたFW南秀仁(21)が巧みなボールコントロールから振り向きざまに右足でゴールを決めて先制。同23分にはDF安在和樹(19)のロングパスを受けたFW杉本竜士(21)がワールドカップ(W杯)ブラジル大会メンバーのDF伊野波雅彦(28)をゴール前で振り切り、角度のないところから左足でスーパーゴールを決めた。

 得点を決めた南と杉本は、ともに東京Vユースから昇格して3年目。昨季はそろってシーズン途中にJFL町田(現J3町田)に期限付き移籍も経験した。南は2種登録の高校2年生だった2010年8月22日に初出場した熊本戦(熊本)でファーストタッチをゴールするという鮮烈なデビューを飾ったが、プロ契約後は初となる4年ぶりのJリーグでのゴール。杉本はJリーグ初ゴールとなった。

 ラストパスを出した沢井、安在も含め東京Vユース出身の若手でもぎ取った5月11日の北九州戦(味スタ)以来2カ月ぶりの勝利に、三浦泰年監督(49)は「磐田に勝つ、それもアウェーで勝つのは勢いがつくし、自信にもつながる」と興奮気味。

 サポーターからの期待値が高い中、3年目でようやくゴールという結果を出した杉本は「サポーターに期待してもらっているのは分かっていたのに、なかなか結果が出なかった。少しは恩返しできて良かった」と振り返ったが、笑顔は一切なし。「東京ヴェルディとして情けない順位にいる。これに満足せずにやっていきたい」と下位脱出を見据えていた。

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2014年7月20日のニュース