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大久保 どやっ2戦連発!アギーレ氏へ「入れてと伝えて」

[ 2014年7月20日 05:30 ]

清水戦の後半、ゴール前に攻め込む川崎F・大久保

J1第15節 川崎F2―0清水

(7月19日 アイスタ)
 雨でスリッピーになったピッチに、川崎FのFW大久保が体を投げ出した。1―0の後半17分、左ポストを直撃した小林のシュートのこぼれ球に反応。滑り込みながら右足でゴールに蹴り込んだ。「予測して“来い”と思いながら待っていたから、こぼれ球が来た瞬間に反応できた」。15日のC大阪戦に続く2試合連続の今季10点目。26ゴールで得点王に輝いた昨季に続き、2年連続で2桁に到達して得点ランクの単独トップに躍り出た。
【試合結果 順位表 得点ランキング】

 W杯では開幕1カ月前にサプライズ選出され、全3試合に出場。無得点に終わったが、切れ味鋭いプレーを見せて未勝利に終わったチームで孤軍奮闘した。10年W杯南アフリカ大会後はオーバートレーニング症候群になるなど燃え尽きたが、今回は1次リーグ敗退決定直後に18年W杯ロシア大会を目指すことを宣言。4年後は36歳となるが「W杯でやれる手応えを得たし、次も目指したい」とモチベーションは落ちていない。今大会では同じ6月9日生まれのドイツ代表FWクローゼが36歳で2得点の活躍。W杯通算得点を歴代最多記録の16に伸ばしたことにも刺激を受けた。

 日本代表の次期監督就任が決定的となっているハビエル・アギーレ氏(55)は、大久保がマジョルカに所属した05~06年にオサスナを指揮。サッカースタイルなど漠然としたイメージはあり「俺がマジョルカにいた時にオサスナにいたから知っている。“(代表に)入れて”と伝えておいて」とフライングでアピールも行った。10年南アフリカ大会で16強入りを果たし、14年ブラジル大会では1次リーグ敗退。背番号13の時計の針は4年後のW杯に向けて既に動きだしている。

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