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小野、札幌デビュー戦で躍動も勝利で飾れず…大分とドロー

[ 2014年7月20日 16:24 ]

<札幌・大分>前半、ボレーシュートを放つ小野

J2第22節 札幌1―1大分

(7月20日 札幌ドーム)
 オーストラリアAリーグのウエスタン・シドニーからJ2札幌に移籍した元日本代表MF小野伸二(34)が20日に行われたJ2第22節・大分戦(札幌ドーム)に先発出場し、76分間プレーした。

 チームは勝利目前で追いつかれて1―1で引き分け。「札幌・小野」のデビュー戦を白星で飾ることはできなかったが、後半戦スタートとなった1戦で勝ち点1を拾い、5戦負けなしとなった。

 小野がJリーグでプレーするのは清水に在籍していた2012年7月28日のJ1第19節・横浜戦(日産)以来2年ぶりで、J2でのプレーは浦和時代の2000年以来実に14年ぶり。小野の勇姿を見ようと、札幌ドームには今季初の2万人超えとなる2万633人の観客が詰めかけた。

 最高の雰囲気のもと、背番号「44」をつけてピッチに立った小野は、前半終了間際に難しい右足ボレーシュートを打ったほか、左右のCKやFKのキッカーも務めるなど獅子奮迅のプレーぶり。後半9分にはゴールへパスするような小野らしい柔らかいタッチでのシュートも見せた。

 小野は1―0で迎えた後半31分に交代。戦況をベンチで見つめたが、チームは同45分にJ1大宮から加入したFWラドンチッチに頭でデビュー弾を決められて1―1のドロー。勝ち点1を分け合う結果に、小野はベンチで悔しそうな表情を見せ、大きく息をついた。

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2014年7月20日のニュース