ガンバ痛恨の逆転負け…ミス多発でサポーター大ブーイング

＜Ｇ大阪・柏＞鈴木（左）と競り合う宇佐美。後半途中からピッチに立ったが見せ場はほとんどなかった

Ｊ１第１０節 Ｇ大阪１―２柏

（4月29日 万博）
　１―２のスコア以上の惨敗だった。Ｇ大阪が新外国人ＦＷリンスのリーグ戦初ゴールで先制しながらも、ホームで柏に痛恨の逆転負け。ミスのオンパレードで試合後にはサポーターから大ブーイングを浴びた。長谷川監督も「ふがいない試合。雨にもかかわらず来てくれた方に申し訳ない。最後まで修正できなかったのは私の責任が非常に大きい」と頭を下げた。

　離脱中のＤＦ加地、米倉に続き前節の川崎Ｆ戦でＤＦ呉宰碩（オ・ジェソク）が負傷し、本職不在となっていた右サイドバックで緊急出場したＤＦ今野も「難しかった。プレスもハマらなかったし、ミスも多い。攻撃も消極的なパスばかりで相手の脅威になれなかった。完敗です」と悔しさいっぱい。前節、左腓骨筋腱脱臼から復帰したエースＦＷ宇佐美は後半１６分から出場したものの起爆剤にはなれず。良いところを探すのが難しいほどの内容だった。

　それでも、下を向いてはいられない。中３日の５月３日にはアウェー横浜戦が待つ。ＭＦ遠藤は「急ぐときと回すときのスピードの変化をつけないと。課題を修正して次に向かいたい」と前を向いた。もう、これ以上の後退は許されない。