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橋内が“歴史的1発”徳島 10戦目のJ1初勝利!

[ 2014年4月30日 05:30 ]

甲府戦の後半、先制ゴールを決めた橋内(右から2人目)を祝福する徳島イレブン

J1第10節 徳島1―0甲府

(4月29日 中銀スタ)
 甲府の猛攻にさらされたロスタイム4分間。信じて耐えて、ようやくJ1初勝利のホイッスルが徳島イレブンの耳に届いた。「みんなで勝ち取った1勝です」。リーグ10戦目でたどり着いたJ1初勝利。斉藤主将の声に感慨がこもった。

 シュート数2-19。敵地で圧倒的劣勢の中、勇気が局面を変えた。後半28分、DFの橋内が思い切って前に出てボールをインターセプト。そのまま攻め込み、まずは宮崎がシュートを放った。ボールは相手に当たると、ゴール前に詰めていた橋内の足元へ。GKの左を狙ったシュートは次の瞬間、右足の外側にかかって右隅へ消えた。「狙ったのと違ったコースに飛んだのが良かった」。26日の新潟戦で負傷し、右足甲を4針縫って臨んだ一戦。利き足の微妙な感覚を失う運が虎の子の1点を生んだ。ヒーローは「これで満足せず次はホームの仙台戦(5月3日)で勝ち点3を取りたい」と声を弾ませた。

 ≪開幕連敗記録はワースト2位でストップ≫今季J1初昇格の徳島が開幕からの連敗を「9」でストップさせ、10戦目でJ1初勝利をマークした。開幕戦からのJ1最長連敗記録は96年に同じ初昇格だった京都の17連敗。この時の京都は開幕から90分間試合で12連敗し、延長戦負け2試合を挟んで連敗は17まで続いた。今回の徳島は90分間試合ではその京都の開幕12連敗に次ぐ不名誉。11年の福岡と並ぶワースト2位の開幕9連敗で記録は止まった。

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