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C大阪 DF陣が大活躍!!柿谷&フォルラン不発も4発大勝

[ 2014年3月16日 05:30 ]

<C大阪・清水>前半32分、山下(左)はCKからヘディングシュートでゴールを決め、フォルランらに祝福される

J1第3節 C大阪4―1清水

(3月15日 ヤンマー)
 Wエースが不発でも勝った。C大阪の今季ホーム初星を呼び込んだのは、最終ラインを支える男たちだ。前半15分、山下のロングフィードに抜け出した左サイドバックの丸橋が左足で先制。同点に追いつかれた後の同32分には、ショートコーナーから右サイドバックの酒本が右クロスを送ると、山下が高い打点のヘディングで合わせ決勝点を奪った。

 「後ろから走り込んでいったら、いいボールが来た。前の選手は警戒されているし“セットプレーとかで(点を)取れる”というのをオプションにしていけたら」

 開始から清水の守備にウルグアイ代表FWフォルランや日本代表FW柿谷が苦しめられた中で、山下は1得点1アシストをマーク。後半42分には左CKを頭で合わせ、GKが弾いたボールをカチャルがつめて来日初ゴールを挙げた。DF3人による3得点。そのすべてに絡んだのは「相手のエースをつぶすのが仕事」と語る背番号23だった。

 11日のACL1次リーグ山東魯能戦では1-3の大敗。ブラジル代表FWワグネル・ラブらの個人技に歯が立たず、悔しさのあまり、夜はほとんど眠れなかった。だが、同時にわき上がってきたのが、よりうまくなりたいという向上心。「やってやろうという気持ちはあった」。右足首などにケガを抱え、痛み止めを服用しながら戦うDFリーダー。この勝利が再出発の第一歩となった。

 後半ロスタイムにはFW杉本にも今季初得点が生まれた。攻守にまだまだ課題は残るものの、第3節を終えた時点ながらC大阪が2連勝で3位に浮上した。「タイトルを獲れるメンバーがそろってるし、最後、笑って終わりたい」と山下。いまだ不発のフォルランらが連動してくれば、頂点への道は見えてくるはずだ。

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